ケアノート がん患者自身の真の訴えを側面援助するためのQOL(Quality Of Life)調査票

ワンワード・クエスチョン

ケアノートでは、単語または、語句による短い項目を用い、第三者が聞いて記述できるように配慮しています。
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ケアノート

患者自身の真の訴えは何か、いかなる日常の側面を援助すればQOL(quality of life)が向上するのか、そのヒントとなるのがこのQOL調査票「ケアノート」です。

その第１版の開発は、1994年より、厚生省がん克服戦略研究事業「がん患者の緩和ケアに関する研究」（武田文和）班において行われました。
その後、臨床薬理研究振興財団、がん集学的治療研究財団、および、笹川医学医療研究財団の助成を受け、がん診療で使用することを考慮し第３版まで改訂されています。

その信頼性と妥当性をみる調査が終了し臨床で使用することが可能となっています。ケアノートの調査結果の活用が患者の療養・治療・生活の質の向上に寄与するのみならず、がん診療の研究分野にも貢献するものと期待しています。

また、厚生労働科学研究費補助金、第3次対がん総合戦略研究事業「がん生存者のQOL向上に有効な医療資源の構築研究」(山口班)の交付を受けてここに公開できることとなりました。ケアノートのダウンロードは許諾の必要なく自由に行えます。